保護者ガイド・解答例
自由記述は模範文との一致で評価しません。理由を聞き、別の考えも認めます。子どもの回答は紙で保管してください。
第1回 だれの、どんな困りごと?
答えを先に教えず「どうしてそう思った?」と一度聞きます。実在の人への聞き取りは不要です。
1. ミナさんに、もっと聞いてみたいことを二つ書こう。
例:いつ困りますか? 今はどうやって読んだ場所を覚えていますか?「これを買いたいですよね」と答えを誘わない聞き方を考えます。
2. しおり、ブックカバー、読書ノートから一つ選び、役立つ理由を書こう。
例:しおり。読んでいたページにはさんでおけるから。別の選択でも、困りごとと結びついた説明なら認めます。
3. だれに/何を/どう役立てるか、三つの空欄でお店の説明を作ろう。
例:本を読む人に/見つけやすいしおりを/続きをすぐ開けるように。相手の困りごとと商品を結びつけます。
第2回 売れたお金は、全部もうけ?
「売れたお金」と「使ったお金」を別の欄に書くだけ手伝います。現実の会計では在庫の扱い等が異なるため、これは全材料費を先に差し引く簡略モデルです。
1. 10枚作る材料費は、全部でいくら?
20×10=200円。売れる枚数にかかわらず、10枚を作るために200円かかります。
2. 10枚全部売れました。売上と、この練習での利益はいくら?
売上は50×10=500円。利益は500−200=300円。売上そのものを利益とは呼びません。
3. 3枚しか売れませんでした。材料費200円を引くと、どうなる?
売上は50×3=150円。費用200円に50円足りず、この練習では50円の赤字です。売れ残り7枚は、勝手に売上へ加えません。負の数の表記は不要です。
第3回 うそをつかずに、よさを伝える
絵の上手さを採点せず、事実と想像が分かれているかを一緒に確認します。広告の外部投稿はしません。
1. 「必ず100点」は、なぜそのまま言えないのかな?
しおりを使うだけで点数が上がる根拠はないから。商品の本当の特徴を伝えます。
2. ミナさんに伝える広告を、特徴/役立つこと/値段の三つで作ろう。
例:名前を書ける紙のしおり/自分のものを見分けやすい/1枚50円。自由な表現を認めますが、根拠のない約束は見直します。
3. 「高いから買わない」と言われたら、何を聞く?
例:どんなものと比べましたか? どの特徴なら役立ちそうですか? 買わない自由を認め、しつこく勧めません。
第4回 小さなお店の発表会
「一番よかった工夫」を一つ伝えます。利益や話の上手さで兄弟を順位づけしません。
1. 売上と、この練習での利益を計算しよう。
売上50×6=300円。利益300−200=100円。全部売れた場合の300円の利益とは違います。
2. 次に変えることを一つ選び、確かめ方も考えよう。
例:紙を少し厚くする。試作品を本にはさんで、使いやすいか確かめる。厚い紙の費用も調べる。値下げだけが改善ではありません。
3. だれの困りごと/商品/売上と費用/次に試すことを、1分で発表しよう。
四つの内容が自分の言葉で伝われば十分。人前が苦手なら、紙での説明や保護者への短い説明に替えられます。
全4回の振り返り
相手の困りごとを言えた/売上と費用を分けた/根拠のない宣伝を見直した/次の工夫を考えた。それぞれ「自分で説明した・声かけで説明した・まだ試していない」で記録します。能力の診断や合格証明には使いません。
親子のふり返りシート
実施した回:__ 日付:__ かかった時間:__分
大人が手伝った時間:__分
自分で説明したこと:______________
むずかしかった言葉:______________
次に試してみたいこと:_____________
子ども:もう一度やりたい / 少し変えたい / 今日はここまで
保護者:準備が楽だった / 少し手伝った / 手間が大きかった
比べる相手は兄弟やほかの家庭ではなく、前の自分です。回答は提出不要。家庭で保管してください。